ARMOR PLUS 鎧伝サムライトルーパー
烈火のリョウ
発動版(パワーアップカラーバージョン)


一般販売でアーマープラス烈火のリョウが発売されたのが2009年11月。丸2年の月日が流れ、バンダイの魂ウェブ商店限定という形でサムライトルーパーのシリーズが再開されました。

それに合わせ「天空のトウマ」と同時に発売された「烈火のリョウ発動版(パワーアップカラーバージョン)」。ようは再販です。今さら一般販売は出来ないようなので、仕様をちょっと変えてのウェブ限定品となりました。2009年版との主な違いは、赤が明るくなったカラーと新規造形フェイスが付く点(詳細は後ほど)。

一体何が発動なのか?
「従来商品では落ち着いた色合いだったアーマーの塗装を、 TVシリーズでマグマの炎を浴びヨロイギアの真の力を発動させた時の姿をイメージした力強く鮮やかなカラーリングに変更。
また従来の商品に付属していた表情パーツに加え、アニメエンディングをイメージした表情パーツが新たに1つ付属しています。」(魂ウェブ商店より)

・・・との事です。もちろん劇中では鎧の色など変わっておりません。発動という言葉については、いちおう劇中でナスティが「鎧の真の力が発動しかかっているんだわ」と言っていました(あくまでこの時点では発動しかかっているだけ)。

従来商品では落ち着いた色合いだったと言えば聞こえはいいですが、後からあれはやっぱり色が暗すぎたと思ったのかもしれません(?) 前買った客にも買ってもらおうという魂胆もあるでしょう。

あと気になるのは「従来の商品に付属していた表情パーツに加え、アニメエンディングをイメージした表情パーツが新たに1つ付属しています。」という点。これは烈火に付属予定だったのが輝煌帝に変更になったのでしょうか??(輝煌帝付属のダサイ笑顔もEDではないですが)

上の画像の背景は 「フリー素材屋Hoshino」様と「プロカメラマン撮影のフリー写真素材・無料画像素材のプロ・フォト」( http://pro.foto.ne.jp/ )様の画像を加工して使用させて頂いてます。





↑パッケージ。カバーを開けて中身を見られた2009年版烈火とは違い通常の箱です。塩山さんのイラストやパケ裏の加工画像は、色合いが多少変更されてますが基本的に同じです。取説では「先祖:武田の名称・真田幸村」と、今までハッキリ語られなかった幸村の名前が。

↓商品内容。2段重ねで入ってます。フェイスは従来の通常顔と叫び顔に加え、新規造形の通常顔が入っています。





アンダーギア
「仁の心で悪を討つ!烈火のリョウ 見参!!」

明るくなったカラーと新規フェイス。ちなみに股間中央ブロックの鎧を取り付ける穴を塞ぐパーツがユルユルです(逆に天空はきつくて取れなかった)。



召喚形態

兜の中はもちろんジジイ顔です。固体差でしょうが、右スカートアーマーの小さい接続パーツがすぐ外れます。



烈火の鎧擬亜






基本的には以前の烈火と同じです。
2009年当時は、トルーパーのフィギュアが出るなんて思っていなかった不意打ち的な喜びとシリーズ展開の希望があったので、設定との違いは気になりつつも概ね良好に受け入れました。

しかし2年の間に(私の)希望は広がり、望む再現度・クォリティは高くなっていきました。そして再開されたシリーズは作品へのリスペクトどころか、設定を理解をしてない(軽視している)ような勝手でテキトーな商品でした。

この烈火もそう。設定と違う箇所を今さら言っても仕方ないですが(でも鼻のないフェイスガードはやっぱりカッコ悪い)、他の4人に合わせての発売ならトゲの塗装も変えるべきでした。

鎧の腕のブレード(?)や足のトゲは設定では鎧と同色の赤ですがシルバーになっています。それで統一していくならまだわかりますが、再開された天空などのトゲは鎧と同色になりました。ならば烈火発動のトゲも鎧と同色にしろよ!と言いたいです。この統一感のなさは理解できません。バンダイ担当のこだわりのなさとも取れます。

ちなみに首周りのダークブルーの部分にまでクリアーレッドが結構大きくはみ出してました・・・高い商品なんだから、しっかりマスキングしてくれよ・・・。



頭部パーツ構成・顔パーツ




一番上が新規フェイス。鼻やアゴがシャープだった従来の顔より丸みを帯びた印象。聖衣神話などと比べるとやはり出来は劣りますが、従来よりはちょっと良くなってます。

残念なのはアイプリント!なぜ逆三角形みたいな形なのか・・・普通に平行四辺形でいいでしょう?アイプリ作った人は発動版の由来となった3話(金山明博さん作監)と次の4話(もりやまゆうじさん作監)しか見てないのか?!(どちらも作画が悪く目の形が変だった)。

↓トウマ同様にパッケージはアイプリントが違います。こういうのをパケ写詐欺と言います。 商品では2本の色合いが違う柄も、パケでは色が揃ってます。




烈火剣 パーツ構成


烈火剣2本、ダミーの柄(鞘収納用)2本、ナギナタ状態の1本、の計5本の柄の色とつやの有無がチグハグです。

●烈火剣→1本はダークブルー、もう1本は黒に近いダークブルー(写真ではわかりにくいですが)。どちらもつやあり。
●柄(鞘収納のダミー)→1本はつやありのダークブルー。もう1本は半つやで黒に近いダークブルー。1本はつやあり、もう1本は半つやというチグハグ仕様。このつやの違いは写真でもハッキリ出ます。
●ナギナタは半ツヤで黒に近いダークブルー。

なぜ??わざわざ色を変える必要などありません。固体差なのか全ての商品がこうなのかはわかりませんが、トルーパーシリーズに対するバンダイ担当のいい加減さがここにも出ている気がします。ちなみに2009年版では5本とも同じ色合いで統一されています。

↓この写真だと2本つやの違いがハッキリ出ています。色も下の柄の方が黒っぽい。




2009年版と発動版の違い

便宜上、一般販売された2009年版を「旧版」、魂WEB限定の発動版を「新版」と呼称します。
 



パッケージを開けた時はそれほど色が変わった印象は受けませんでしたが、比べてみると確かにちょっと明るくなってます。というより旧版はなぜこんな暗い色にした??鎧のダークブルーの部分は新版のほうが色が少し濃くなっています。

写真では、面構成が複雑な鎧よりもアンダーギアの方が色の違いがわかると思います。

なお、もう一つ大きな違いは旧版6500円、新版7560円と大幅に値段が上がった点です(しかもWEB限なので値引きなし+送料)。



 
顔の違い。新版の瞳は黒一色?!と思いきや、黒に近い紺が細く1本描いてありました・・・しかしパッと見わからない。新規フェイスの瞳は水色なのに、なぜこんな黒瞳にした??

あと、新版の顔色は血色が良くなっており、口の線が赤になってます。新版の叫び顔の口の中はきちんと全部塗られていない雑な物でした。



 
アンダーギアの腕アーマーの違い。旧版ではラメ入り成型にクリアーを塗っていただけでしたが、新版ではしっかりメタリック塗装になりました。ここはパワーアップした点。しかし旧版はなぜここを手抜きした??



 
鎧スカートアーマーの違い。ベルト状の接続部分の塗装が違います。旧版ではここもメタリック塗装されてましたが、新版では無塗装で成型色のまま。まあ、ほとんど見えない箇所ですが。



 

柄の色の違い。新版は前述した通り2本の色合いが違い、ダークブルーと黒に近いダークブルー(どちらもつやあり)。
旧版は半つやで新版よりも明るいダークブルー。重要なのは柄・ナギナタ含めた5本とも同じつやと色合いで統一されている点。
ちなみに輝煌帝付属の鞘収納烈火剣は、旧版に近いダークブルーでつやありです(2本とも同じ色合い)。



「アーマープラス輝煌帝烈火」付属の
鞘収納式・烈火剣を付けてみよう
 → 
太ってえ!!

普通にカッコ悪いです。ただの長い箱です。輝煌帝のページでも書きましたが、鞘収納式にしたところで、あまり使うと刃のメッキが剥がれそうですし、素体の可動上、刀を抜くポーズが決まる訳でもない(↓参照)。こだわる所がおかしい!




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