ARMOR PLUS 鎧伝サムライトルーパー
天空のトウマ


※だんぜん辛口でお送り致します。商品を気に入っている方はご覧にならないようお願いします。

アーマープラス烈火のリョウが発売されたのが2009年11月。あれから丸2年の月日が流れ、バンダイの魂ウェブ商店限定という形ではありますが、遂にトルーパーの仲間が発売される事となりました。

烈火発売から4人のトルーパーの予想・希望画像を作成し、トルーパーのシリーズ展開を切望し応援してきた当サイトですが、烈火発売後1年経った頃にはほぼ諦めていました。しかし2011年7〜8月頃から試作が公開〜魂ウェブ商店にて予約開始と急速に動き始め、今では光輪・水滸も予約開始され、輝煌帝と5人は揃いそうな勢いです。

一般販売だった第1弾の烈火と違い、バンダイのサイトのみの受注販売なので割引なし。定価で買わなければならないのはキツイ所です。しかも6500円だった当時より定価7560円と大幅値上げ・・・原料高騰とかあるかもしれませんが、2年でこんなに上がるものですか・・・。

烈火発売から時が流れても、シリーズを再開し5人全員+輝煌帝を発売させようという担当さんの熱意だけは感じました。しかし、肝心の商品の出来については・・・偽らざる正直な気持ちを書かせて頂きます。

バンダイの担当者、フィギュア用の鎧を設計した人、頭部を作った原型師・・・この人達には、製品に対しても作品に対しても、思い入れもこだわりも感じられません。センスもありません。
原型師は顔を作るのが下手すぎます。今時の食玩レベルより酷いのでは?

超弾動に比べて出来がいいのは当たり前です。20年以上前の子供向け玩具ですから比較にはなりません。やっとトルーパーのフィギュアが出る!バンダイは、待ち望んだファンの期待に応えるというプレッシャーを何も感じていなかったようです。比較対象がない分ラクだと思っているような気さえします。

「トルーパーのフィギュアはこれしかないんだから、買いたいヤツは買うだろ。だから必要以上に気合入れて作る必要もない」・・・そんな打算しか感じられませんでした。
あくまで個人的感想です。トルーパー第1話から20年以上愛してきた私の率直な気持ちです。


背景の地球、宇宙の画像はフリー宇宙画像サイト「壁紙宇宙館」様の画像を加工して使用させて頂きました。





※バンダイ様、正しくは真空破ではなく真空波です!!
↑パッケージ。カバーを開けて中身を見られた第1弾烈火とは違い、通常の箱です。イラストは塩山紀生さん描き下ろし。大人びた・・・というか、顔も長くて何か当時とはイメージが違います。あえてなのか、トルーパー終了から長い年月が経ったので絵柄が変わってしまったのか??

パッケージ裏は地球をバックに大きく誇らしげに「超弾動真空破」と書かれてます。取説でも「真空破」と書かれているので単なる誤植ではなく、バンダイ様はそう思っていらっしゃるのでしょう。正しくは真空波です。破ではく波なのです(破は超流破の破)。確認ぐらいしないのでしょうか?こういう所にも力の抜き具合が出ています・・・。

細かい事を言いますと、劇中で地球がバックだったのは超弾動が付かないバージョンで、「超弾動真空波」だったシーンはバックに地球がありません。波を破と堂々と書くぐらいなので、どうでもいいのでしょうが・・・。

取説では「先祖:太閤・豊臣秀吉の血筋」と、今までは「太閤関白家の流れを汲む者」としか語られなかったのに、なぜか今になってハッキリと秀吉の名前が。なぜ??

↓商品内容。2段重ねで入ってます。フェイスは通常と叫びの2種。首は武装時には少し長い物と交換します。右手は4種(矢持ち用2種)、左手は3種付属。3本の矢は入ってませんでした(こだわりがないので当たり前)。




アンダーギア
「智の心で悪を討つ!天空のトウマ 見参!!」

当然、烈火の色違い。頭部については後ほどたっぷり・・・。股間中央ブロックの鎧を取り付ける穴を塞ぐパーツがきつく、取れなくて大変でした(外すのにちょっと傷が付いた・・・)。


武装ー!天空ー!!



手を突き上げた画像は劇中の武装シーンとはちょっとアングルが違ってましたが、フィギュアの顔見たら撮り直す気になりませんでしたw ちなみに突き上げた左手を握っているのは村瀬さん作画バージョン(開いてるのは逢坂さん作画)。

↓召喚形態。スカートアーマーを付ける時は台座の足を根元から外してから付けた方がいいでしょう。フェイスガードはちょっと間が抜けたような・・・。



天空の鎧擬亜




右肩アーマーの小ささと浮いた感じ、左肩アーマーの短さに目がいきます。翔波弓は設定通り、畳んで背中に取り付ける事が可能。

鎧のスネパーツを取り付ける時、取説では前からそのまま付けるようになっていますが、アンダーギアを傷付けないためには、烈火のように膝から足を外して付けた方がいいかもしれません。


頭部構成。髪をパックリ外し、前髪・ツノ付け兜で挟み込みます。
右手の甲パーツは通常用と弓持ち用があります。


頭部パーツ
これがバンダイの答えだ!




チャイナ物でもガシャポンでも食玩でもありません。これがバンダイ様の7560円する商品の頭部造形です!今のフィギュアは高額商品はもちろん、ガシャポンや食玩でも相当、造形レベルが上がっていますが、この商品のレベルは時代に逆行しています。

大雑把な髪、シャープさのない鼻、キリリでもニヤリでもない中途半端でシワのある口。テキトーなアイプリント。ジャイアンの前髪のように揃った後ろ髪。フェイスガードもサイズの合ってないプロレスマスクのような・・・。こんな顔を世に出して、大手メーカーとしてプライドというものはないのでしょうか。食品メーカーなら、不味い物を構わず発売するようなものです。

魂ウェブ商店の商品画像やパッケージの写真とはアイプリントが全然違います。この目ならまだしもという感じですが・・・。



アーマープラス天空の鎧設計
ここに製品へのこだわり・作品への愛を感じない!ポイント




右はアーマープラス予想&希望画像として2年近く前に作ったものです。イラストも描かず、フォトショップの機能も良くわからずに作ったので、今見るとかなり恥ずかしい出来です。

トゲはアマプラ烈火に準じてシルバーにしましたが、製品の天空や光輪は設定通り鎧と同色でした(しかし烈火発動版は相変わらずトゲはシルバーという統一感のなさ)。

やはり右肩アーマーの形状はこうあるべきです。製品の平らで浮いた不自然な肩アーマーを何とも思わないなんて・・・。
左肩アーマーも設定画・劇中ともに、これくらいの長さで描かれています。こだわりがないのでしょう。首当て(仮称)は襟部分で首を守るように立っているパーツです。別パーツにせず、寝たままでいいと胴体と一体成型にしてしまうやる気のなさ・・・。

製品の腹〜腰の隙間はアクションの都合上、ある程度仕方まりませんが、腹部分の○や股間側に丸まったスカート中央アーマーはカッコ悪いです。


バンダイ担当様、こだわりのない商品は本当に哀しいです。作品の世界・設定の事、20年もこの作品を愛してきたファンがたくさんいる事、フィギュア化はそれだけ期待値が高い事を、もうちょっとだけでいいですから理解してください。そしてプライド持って作って欲しいです。






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