CD&MT資料の間 その2 |
キングレコードよりテレビシリーズやOVAにあわせて発売されたCD&MT(ミュージックテープ=カセットテープ)を紹介します。天空伝〜光輪伝まで。 |
天空伝サムライトルーパー |
89.9.21発売(廉価版CDは93.2.5)。トルーパー初のドラマアルバム。 当時定価 MT¥2637 CD¥3066 廉価版CD¥2200 ジャケット表:逢坂浩司さん 裏:みずき健さん。脚本:河原よしえさん。 初回封入特典は裏面がカレンダー(89'10〜90'.3)になっているカード。 ストーリー:集団行動が苦手で仲間との生活になかなかなじめない当麻。そんな中、当麻の母が日本に帰って来ると聞き、皆で迎えに行く事に。だがその飛行機を妖邪・牙龍堕が襲う。友の母を助けるべく戦いに挑むトルーパー達。 収録内容 1.STAGETプロローグ 2.DREAM OF LONELINESS(佐々木望・中村大樹) 3.STAGEUとんでもない奴らさ 4.STAGEV 寮生失格 5.STAGEW 羽柴家の人々 6.WONDER -時に投げる疑問符-(草尾毅・西村智博) 7.STAGEX 頭上の脅威 8.STAGEY 妖邪・牙龍堕 9.STAGEZ 飛翔 10.STAGE[ 風のモノローグ 11.あの日のフォトグラフ(森口博子) CAST 竹村拓・草尾毅・西村智博・佐々木望・中村大樹・日下部かおり・渡辺久美子・笹岡繁蔵・巻島直樹 当麻の母/一条みゆ希・牙龍堕/星野充昭・キャプテン/橋本博 |
当麻の葛藤や戸惑い、仲間とのやり取り、母との会話など、当麻を堪能できる1枚。当麻を主役に作ってるのに竹村さんの歌がないのだけが残念です。 脚本は小説でおなじみの河原よしえさん、さすがにソツなくまとめております。 ライナーノーツには塩山さんによるキャラクター設定画、当麻の父と母、妖邪・牙龍堕が掲載(父はドラマには出てきません)。沢田翔さんのイラストも。 天空伝、輝煌帝伝説、N.G. FIVEの3枚のアルバムには応募券が付いており、天空伝に付属の応募用紙に3枚分応募券を貼付するとレコード店でサムライトルーパーA全ポスターが貰えました(地方の小さい店にはポスターが来てない事も・・・)。 ↓DREAM OF LONELINESS(佐々木望・中村大樹) 「ドリームオブ」の部分を、「ドゥリ〜モ〜ブ」と歌う佐々木さんとは対照的に、中村さんは征士なみの実直さで「ドゥリーム・オブ」と歌うのがなんかいいです。 |
輝煌帝伝説 |
1989.10.21発売(廉価版CDは93.2.5発売)。輝煌帝伝説BGM集。 当時定価 MT¥2637 CD¥3066 廉価版CD¥2200 茂村泰彦さんが歌う「DEAD END LOVE」収録。 表・裏ともにジャケットイラストは鵜飼美樹さん。ライナーノーツには設定資料集が掲載。 初回封入特典はステッカー(シール)。 |
アフリカを意識したBGMはとても幻想的で不思議な雰囲気・・・これまでと違ったトルーパー世界に浸れます。 OVA「輝煌帝伝説」1巻が発売された同じ月に発売。 ライナーノーツの設定資料集・・・メインは外伝のもの・・・なぜ??(遼や征士の私服は外伝と同じですが・・・) 茂村泰彦さんの「DEAD END LOVE」、カッコイイです。この曲は「スターダスト・アイズ」をアレンジした曲ですが、歌詞もテンポも違うため全然違う曲に聞こえます。これがOVAの主題歌でも良かったのにと思いました。 「DEAD END LOVE」はCD発売前は「スターダストアイズ」英語版と告知されていた時期もありました。茂村さんは「スターダスト・アイズ」「サムライハート」「BE FREE」作曲者であり、「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」シリーズでカッコイイ歌をたくさん聞かせてくれた、あの「ダイナマイト・シゲ」さんその人です。 ↓茂村泰彦さんの「DEAD END LOVE」 |
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N.G. FIVE First&Final |
1989.12.5発売。当時定価 CD¥3008 MT¥2637 トルーパーCDではありませんが、やはりトルーパーとN.G.FIVEは切っても切り離せないものなのでここで紹介致します。 初回はピクチャーディスク仕様。トルーパーはピクチャーディスクでもモノクロでしたがこちらはカラー!初回封入特典は裏面がカレンダーになっているカード(89'12〜90'5)。 収録曲 1.JUMP WITH ME −N.G.だらけでIt's all right−(N.G.FIVE) 2.青春の殺人者(西村智博、草尾毅) 3.悲しい雨(中村大樹) 4.夜間飛行(佐々木望) 5.太陽になれるまで(N.G.FIVE) 6.君の声が闇の中で(西村智博) 7.永遠のスプリンター(草尾毅) 8.旧友(竹村拓) 9.リフレイン(N.G.FIVE) 10.Wonderful Day(N.G.FIVE) |
当時、5人の声優の人気は凄まじいものでした。テレビシリーズが終わってすぐ、5人は「NGファイブ」を結成、イベントやライブ活動を行いました。トルーパーと声優の加熱する人気はテレビでも取り上げられ、ライブで失神するファンの様子も放映されました(今その人どうしてるんだろ?)。 という訳でそんな人気の中、出るべくして出たアルバム。しかしタイトルは「ファースト&ファイナル」。出せば売れるはずなのに、なぜか最初からこの1枚だけと決めて出されたアルバムでした。5人のトークで、もし2枚目を出す事になったらタイトルは「ウソつき」にしよう(笑)、なんて会話がありましたが・・・。シングルも出さず、本当にこの1枚で終わってしまいました。 ジャケットは中村さんの足が異様に短く見えます(?)。ジャケット裏の写真は草尾さんがえらい男前!しかも1人だけ写真3枚とも服着替えてます。そして竹村さんは渋すぎ。佐々木さんはどこ見てるんだろう?ライナーノーツ裏はなんと言うか・・・こういう時代だったとしか・・・。ライナーノーツはブックレットタイプで写真はジャケット裏のものがモノクロで1枚載っているだけです。 作曲はなんと全曲西村さんが手がけています。ノリがよく軽快な「JUMP WITH ME」から始まり、カッコイイ曲、しっとりした曲、熱血な曲(草尾さん)と内容はバラエティーに富んでいます(中村さんと竹村さんのソロは若干、演歌っぽい?)。 収録曲はいい歌ばかりで、中でもリフレインはとても素晴らしい曲です。この曲より泣ける曲を私は未だ知りません(どうしても5人の旅立ち・別れをイメージして聞いてしまうせいもありますが)。 ↓ファンならば涙なしに聞けない・・・かどうかはわかりませんが「リフレイン」 |
天空伝、輝煌帝伝説、N.G.FIVEと、3枚買うと貰えたA全ポスターがこちらです。原画・青木哲郎さん。 ここまで鎧がボロボロになったトルーパーのイラストは見た事がなかったので、当時は衝撃を受けました(血まで流してるし・・・)。破損の描き込みも凄まじく、かなりクォリティの高いイラストです。 |
水滸伝サムライトルーパー |
1990.3.16発売。ドラマアルバム。当時定価 CD:\3000 ジャケットイラストはマシンロボでおなじみ(?)羽原信義さん。裏は高河ゆんさん(アーシアン繋がり??)。脚本は天空伝に続き河原よしえさん。 初回封入特典は裏面がカレンダーになっているカード(90'3〜90'8)。 ストーリー:遼の用事とリハビリを兼ね彼の故郷近辺である諏訪湖へ向かった伸、遼、征士。しかしそこには妖邪・凍龍鬼が遊覧船や中の人を凍らせていた。凍龍鬼の技の前に倒れていく遼、征士。残った伸は一人凍龍鬼に戦いを挑む。 収録内容 1.も一度Baby Blue (佐々木望) 2.STAGE..T 諏訪へ 3.STAGE..U 氷の魔将 4.風のJUNCTION (草尾毅) 5.涙の狂想曲(ラプソディー) (佐々木望) 6.STAGE..V 伸の「信」 7.STAGE..W 御神渡 8・STAGE..X エピローグ 9.異国の小夜曲(セレナーデ) (佐々木望) 10.新宿サンセット <instrumrntal> CAST 佐々木望・草尾毅・中村大樹 凍龍鬼/速水奨 |
伸の誕生日の2日後に発売されました。OVA輝煌帝伝説4巻が発売されたのが90年1月。そしてOVAが終わってもその2ヶ月後にはこのCDが発売されています。(個人的な話ですがこの頃にようやくCDラジカセを買い、ここからはCDを初回で買ってます) テレビシリーズ19話で一度阿羅醐を倒した後の話のようです。凍龍鬼は元は人間らしく、彼の故郷である諏訪湖を氷漬けにして妖邪の手から守ろうとしていました。妖邪が人間を滅ぼし、いつか妖邪が滅んだ時に訪れる真の楽園を目指していました。 超美形妖邪(と帯に書かれてます)・凍龍鬼の声は、「敵・美形・気高い」と言えばこのお方、速水奨さん。 残念ながら当麻、秀は出ません。いちおう当麻はお母さんと食事、秀は征士のシゴキで足腰が立たないと語られています。 キャストは4人のみ・・・ナスと純、当麻母、アラゴ様まで出た天空伝は豪華だったなあと感じました。しかし劇中ではほぼ見られない伸と征士の会話はこのCDならではです。ところで塩山さん挿絵の征士の服がちょっとダサイです・・・。 ↓「異国の小夜曲(セレナーデ)」(佐々木望) この辺りのトルーパーアルバムの歌はいい事はいいんですが、詩の内容が抽象的すぎて歌の中の情景というかストーリーが全く頭に浮かびませんw (草尾さんの「風のJUNCTION」も物凄くカッコよくて好きなのですが歌詞の意味がよくわかりませんw) |
スターチャイルド・オリジナル・カラオケシリーズ |
1990.4.5 3枚同時発売。カラオケアルバム。当時定価 CD各\1500 シリーズ@「君を眠らせない」 A「BEST FRIENDS」 B「N.G. FIVE 〜FIRST&FINAL〜」 応募券が付いており、3枚買うとトルーパー・テレカプレゼントに応募出来ました。 ライナーノーツには歌詞と楽譜が載っていますが、イラストや写真等は一切載っていない淋しいものです。 |
光輪伝サムライトルーパー |
1990.11.5発売。ドラマアルバム・初回BOX仕様。当時定価 CD¥3000 BOXイラストは表・裏共に鵜飼美樹さん。ジャケットイラストは表・内田順久さん(後にゲーム「サンライズ英雄譚」でトルーパーキャラの原画を描かれています)。裏は片山愁さん。脚本:御門素直さん。 初回封入特典は裏面がカレンダーになっているカード(90'11〜91'4)。「鎧伝サムライトルーパー新聞号外」もBOX内に封入。 ストーリー:戦いが終わり、実家の道場で子供達に剣道を教える征士。しかし彼は再び仲間に会えば、また戦いが始まるのではないかという恐れを抱いていた。 夏祭りの夜、道路に飛び出した知人の女の子を助けるため、征士は重傷を負ってしまう。生死を彷徨う中で、彼は謎の敵に襲われる幻覚に苦しむ。かつての仲間に助けられながら先へ進んで行く征士はやがて自分を取り戻していく・・・。 収録内容 1.STAGE..1 冬忍花 2.Pressure (中村大樹) 3.STAGE..2 木舞 4.STAGE..3 彷徨 5.風の跡 (佐々木望) 6.夢に抱かれて (中村大樹) 7.STAGE..4 光抱く友よ 8.STAGE..5 FUGA 9.Fill in the Dream (石原慎一) 10.Love Song <instrumrntal> CAST 中村大樹 草尾毅 竹村拓 佐々木望 西村智博 前田昌明 真山恵衣 時広のり子 藤枝成子 石田純子 グループこまどり |
結構なハイペースで出ていたトルーパーCDですが、NG5を挟んだとはいえ、前作・水滸伝から8ヶ月も空いての発売でした。BOX仕様のため最初から帯はありません。 BOXイラストには「光輪伝」の文字はなくいつも通り遼がメインです。螺呪羅は何か少女マンガに出てきそうな感じが(?)。 「号外」は初回以降も入っていたのかは不明です。池田監督、小林プロデューサー、河原よしえさん等のメッセージが記載されています。号外も何もトルーパー新聞というもの自体今までなかったのですが・・・その後もあるのかと思ったらこれきりでした。 今までとドラマの感じが違うと思ったら、脚本が河原よしえさんではありませんでした。「号外」で正攻法しか考えられないという河原さんは「私ってば頭が固いんでしょうね」と語っています。幻覚の中で出て来た女の子の歌や髪・瞳が綺麗だとやたら褒めてましたけど、その正体は・・・。最後の「幼女趣味ではなかったようだな」にはちょっと笑いましたw BOXの上に貼ってあった円形のシールには「鎧の運命から放たれて半年」と書かれています。発売時期的に輝煌帝伝説の半年後なのか、それともテレビシリーズの半年後なのか、これだけでは不明ですが、当時の月刊誌アニメVでは輝煌帝伝説とメッセージの間のストーリーと明記されています(下記参照)。個人的には強い鎧の心を見せた輝煌帝伝説の後の精神状態とは思えませんが・・・。 中村さんの歌う2曲の詩はこのドラマの征士の心境を表しているような気がします。冬の訪れを歌う石原さんの「Fill in the Dream」も「この町の冬の訪れは早い・・・」という征士のセリフとちょっとリンクしています(?)。北海道民にとって冬の訪れはとても憂鬱なものですが、この歌を思い出すと、冬もそんなに悪くないかなと思わせる、そんな優しい歌です。 余談ですが、石原慎一さんは後に草尾毅さんが主役を務めるOVA版「強殖装甲ガイバー」のOP・EDを歌っています。そしてそのシングルCDには草尾さんバージョンのOP「強殖装甲ガイバー」も収録されています。 ↓「風の跡」 (佐々木望) 中村さんの歌探したけどありませんでした。佐々木さんの歌はyoutubeに多いです。 |
当時の(主にOVA系)アニメ雑誌「アニメV」より光輪伝の記事です。OVA「メッセージ」シリーズ開始の情報と共に紹介されました。 ※トルーパーCDに関して情報、訂正等教えて頂けると助かります。宜しくお願いします。 |
鎧伝サムライトルーパー CD&MT 資料の間 その3へ |
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